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                            2005年6月3日
           【ビミョーな言葉研究所】        第 128号
                            発行部数5704部
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                    ◎等幅フォントでご覧ください◎
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今┃週┃の┃ビ┃ミ┃ョ┃ー┃>>>>>>>>「戦火・戦禍・戦渦・戦果」
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 ●戦火 → 戦争による火災。戦争。 [例:戦火を逃れる・戦火を交える
        ̄     ̄
 ●戦禍 → 戦争による災い(禍)。 [例:戦禍を被る・戦禍を復旧する
        ̄        ̄
 ●戦渦 → 戦争による混乱(の渦)。[例:戦渦に巻き込まれる
        ̄         ̄
 ●戦果 → 戦争で得た成果。    [例:大きな戦果を挙げる
        ̄      ̄
……………………………………………………………………………………………
私┃的┃考┃察┃
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 戦争はいろんなものをもたらしますね。
 「せんか」と読む同音異義語を4つ挙げました。

 意味は漢字の通りです。上の欄でアンダーラインを引いて示しました。
 意味をよく考えて、誤変換に注意しましょうね。


 それでは、シメの一言を……
 「戦争は、もういいかげんにせんか!」

                  ……おあとがよろしいようで。(^^*)
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第┃2┃研┃究┃室┃  ◆◆ 「さえ」と「すら」 ◆◆
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 ┌−【Hさんからのメール(抜粋)】−−−−−−−−−−−−−−−┐
 |                               |
 | いつもビ研メルマガを愉しく拝読しております。        |
 | 正確な日本語を覚えられたり、2研で日本語の奥深さを感じたり、|
 | かつてこれ程面白くて役に立つメルマガがあっただろうか、と  |
 | 感動すら覚えつつ勉強させて頂いてます。           |
 | これからも運営頑張って下さい(^^*)。             |
 |                               |
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  ▲和田)ありがとうございます!(涙)
    こんなに言っていただいて、メルマガ発行者みょうりに尽きます。
    あまりにもうれしくて、ちょっと掲載させていただきました。(^^*)

    本題。

 ┌−【Hさんからのメール(抜粋)】−−−−−−−−−−−−−−−┐
 |                               |
 | さて今回、和田様のご判定を仰ぎたい言葉があり、メールを差し |
 | 上げました。                        |
 | 上記でも使った言葉から質問です。              |
 |                               |
 |「…さえ」と「…すら」には、使い分け基準があるのでしょうか? |
 |                               |
 └−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−┘

  ▲和田)「冷蔵庫に卵さえ無い」と「冷蔵庫に卵すら無い」。(^^;)

    この『極端な例を挙げて、ほかも類推させる用法』の場合には、
    使い分け基準はありません。

    強いて言えば「さえ」は一般的・口語的、「すら」は文語的という
    違いになります。

    つまり、「すら」は現在では書き言葉に使われるぐらいで、
    いわゆる「昔の言い方」なんですね〜。(-_-;)


  ■少し長いですが、『大辞林』の解説を引用します。

   『上代では、「さへ」は「すら」「だに」とそれぞれ意味を分担して
   並び行われたが、その後、「すら」「だに」は次第に用いられること
   が少なくなり、「さへ」がそれらに代わって用いられるようになって
   いった。この傾向は中世末期以降特に目立つようになった。
   それと同時に、従来「さへ」がもっていた用法、すなわち添加の意に
   は「まで」が用いられることが多くなった』(大辞林・第二版より)


  ■そういえば、高校時代の古典の先生に教えていただいて、今でも覚え
   ていることがあります。

   『「だに・すら」は「さえ」、「さえ」は「まで」』
   (口に出して読んでみてください。リズムがいいでしょ?)

   これは、古文を現代語訳するときに、「だに」と「すら」は現代語で
   「さえ」と訳し、「さえ」は現代語で「まで」と訳す、という一つの
   覚え方なんです。(山口センセー! まだ覚えてますよん♪)(笑)


  ■ただ、「さえ」には「すら」にない用法もあります。

   例えば「君さえよければ、それでいい」「これさえあれば大丈夫」の
   ように『そのことだけで、すべての条件が満足される意を表す用法』です。


  ■もう一度整理しますね。

   1.「極端な例を挙げて、ほかも類推させる用法」では、「さえ」は
     一般的・口語的、「すら」は文語的。

   2.「さえ」には「そのことだけで、すべての条件が満足される意を
     表す用法」があり、「すら」では代用できない。
     (=「すら」には仮定条件句の中で使う用法はない)

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編┃集┃後┃記┃☆┃
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 今日はドラマのロケに行ってきまぁ〜す!(見学じゃないよ〜)

 和田みちこ、ついに芸能界デビューかっ?(笑)
         ↑
        なにやってるんだろうねぇ。
        いろんなこと、やってます。(-_-;)

 詳しいことは、また後日♪


 今日はいただいたメールへのご返信ができないと思います。
 お返事はしばらくお待ちくださいませ。<(_ _)>

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│最後までお読みいただき、ありがとうございました。共演者は……(^_-)-☆│
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