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                            2004年4月23日
           【ビミョーな言葉研究所】         第70号
                            発行部数5532部
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今┃週┃の┃ビ┃ミ┃ョ┃ー┃>>>>>>>>>>>>「苦汁」と「苦渋」
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 ●苦汁(苦い汁→ 苦い経験)

  ▽例▽
   苦汁をなめる・苦汁を飲む・苦汁の日々
  
 ●苦渋(心の苦しみ・苦しくつらい思い)

  ▽例▽
   苦渋の色を浮かべる・苦渋に満ちた顔・苦渋の決断・苦渋の選択


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私┃的┃考┃察┃
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 「苦汁をなめる」や「苦汁を飲む」は慣用句としてありますね。
 どちらか迷ったら、なめたり飲んだりするのは「汁」と覚えましょう。(^^)v

 「苦」の項目を辞典で調べていると、「苦楚(くそ)」という言葉がありま
 した。文語だそうですが、「つらい苦しみ」という意味です。

 「地獄のような苦楚(くそ)を味わう」というふうに使うようです。

 そりゃあ地獄だわ。……びろうな話(?)で失礼しました。(コホン)


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第┃2┃研┃究┃室┃◆◆「寂しい」と「淋しい」・「怖い」と「恐い」◆◆
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 読者さんからのご質問で多いのが↑の違いです。

 私はあっさりと、「淋しい」は常用漢字の表外字で、「恐い」は表外音訓
 ですので、迷ったときは「寂しい・怖い」を使ってくださいとお答えして
 います。

 常用漢字とは「一般の社会生活で用いる、効率的で共通性の高い字種で、
 漢字使用の目安」です。

 「目安」ですから、必ずそれに従わなければならないわけではありません
 が、やはり迷ったときや、特にこだわりがない場合には、共通性が高いと
 思われる常用漢字を使うのがベターでしょう。

 「国語辞典には両方載っていて、どっちを使ったらいいかわかりません」

 というご質問も多いのですが、国語辞典では常用外の字には「▽」や「^」
 などの何らかのマークが付いています。そこを注意して見てくださいネ。


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編┃集┃後┃記┃☆┃
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 きのうの『笑っていいとも』のゲストさんが、
 「普通の映画とは一線をがす!」と大声で言っていました。

 「がす???」 あぁ〜、一線を「画す(かくす)」ねぇ。
 漢字は合ってるんだけど……。(苦笑)
 本人の名誉のためにダレとは言いませんが。

 そういえば、この「編集後記(こうき)」を「編集ごき」と思っていた人
 がいます。「ゴキ」って、何か痛そうな……。(^^;)
 こちらは名誉は要らないので、うちのダンナだと白状しておきましょう。


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 最後までお読みいただき、ありがとうございました。ではまた来週〜♪(^^)
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