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           【ビミョーな言葉研究所】     2003年8月7日
                                第33号
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                     ◎等幅フォントでご覧下さい◎
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今┃週┃の┃ビ┃ミ┃ョ┃ー┃>>>>>>>>>>「課する」と「科する」
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 ●課する(課税・課題)
  租税・仕事・責任などを義務として負わせる。

  ▽例▽
   税金を課する・任務を課する・宿題を課する・ノルマを課する  

 ●科する(科刑・科料)
  罰などを定めて負わせる。

  ▽例▽
   罰金を科する・制裁を科する・懲役を科する・ペナルティーを科する


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私┃的┃考┃察┃
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 それぞれ「課す・科す」とも言います。

 税金と罰金では、同じお金でも「課/科」されるときの字が違います。
 字はどうでもいいから、どっちも「課/科」してほしくないですよネ〜。

 ノルマは「課する」ですが、人によっては「科されている」と感じるかも
 しれませんネ。義務と考えるか、罰と考えるか……。(^^;) 


【オマケ】「カリョウ」のお話

 科料……罪を犯した者に対する金銭罰。刑罰の一つである。

 過料……法令に違反した者に対する金銭罰。刑罰ではない。←駐車違反など

 法曹界では区別するため「科料」を「とがりょう」、
            「過料」を「あやまちりょう」と読むことがある。


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第┃2┃研┃究┃室┃  ◆◆ 夏休み特別企画「この一首!」 ◆◆
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     ┌−【万葉歌人・山上憶良】−−−−−−−−┐
     |                    |
     |  銀も金も玉も 何せむに       |
     |  まされる宝  子にしかめやも    |
     |                    |
     └−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−┘

 ▲和田)「しろかねも くがねも たまも なにせむに
      まされるたから こにしかめやも」と読みます。

     有名ですのでご存じの方も多いと思いますが、意味は、
     「銀も金も玉もそのようなものが何になろうか。
     そのような宝物も、かわいい子どもに及ぶものではない」です。

     さて、夏休み真っただ中。
     子供たちにとって、楽しく、充実した夏休みになりますように♪
     
        
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編┃集┃後┃記┃
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 暑中お見舞い、書中にて申し上げます。(^^)
 しょっちゅう申し上げ……もういいって。

 国立国語研究所が検討している「外来語の言い換え」第2弾が発表されま
 したね。

 「ノーマライゼーション」の言い換えが「等生化(とうせいか)」だそうです。
 等しく生活できるようにするという趣旨の造語、って、つくっちゃったよっ!
 一発で変換できないはずだ……。(-_-;)

 国の言葉を大切にするのは、とてもいいことだと思います。
 う〜む、新しい言葉をつくってまでも?という疑問は、ちょっとあったりし
 ますが、その辺が言葉のおもしろいところでしょうか。(常に前向きっ!)


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 最後までお読みいただき、ありがとうございました。ではまた来週〜♪(^^)
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