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          【ビミョーな言葉研究所】    2003年3月20日
                              第13号
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今┃週┃の┃ビ┃ミ┃ョ┃ー┃>>>>>>>「合わせる」と「併せる」
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●合わせる(一致、合計、協力) 
 2つ以上のものを1つにする、調和のとれたものにする、基準になるも
 のと一致させる。 

 ▽例▽
  手を合わせる・力を合わせる・時計を合わせる・合わせ目・合わせ技
  顔合わせ・考え合わせる・組み合わせ・打ち合わせ・調子を合わせる
  
●併せる(並列、合併)
 他のものを付け加えて一緒にする。

 ▽例▽
  2つの会社を併せる・両者を併せて考える・併せ持つ・併せて支給・
  併せてご健康を祈ります・清濁併せのむ

 *「併せて」という場合は「それと同時に」の意の接続詞的な用法。

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私┃的┃考┃察┃
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どんな同訓異義語にもいえることですが、迷ったときには熟語を思い出して
みたらいいですね。

「合」は、合計・合意・合流・照合・調合・結合・混合・総合・合奏・合致
「併」は、併記・併発・併用・併願・併設

と、考えていくと、「合併」と「併合」が引っかかってきます。
この2つはどちらも、2つ以上の組織体を合わせて1つにするの意味ですが、
「B村とC村が」の場合は「合併する」(自動詞)を使い、
「A市がB村を」の場合は「併合する」(他動詞)を使うことが多いようです。

それと、同じ「あわせる」ですが、送りがなが違う点にも注意が必要ですね。

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第┃2┃研┃究┃室┃「清濁併せのむ」
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読者の方には学生さんもいらっしゃるようなので、ちょっと解説を。

清濁併せのむ……度量が大きく、分け隔てしないでだれでも受け入れる。
        包容力が大きいこと。「清濁」は、正と邪、善人と悪人。
        (三省堂『故事ことわざ・慣用句辞典』より)

私が、はるか昔新入社員だったころ、あるセミナーで初めてこの言葉を聞
きました。「社会にはキレイなこともキタナイこともあるけれど、ぐっと
飲み込んで我慢しなければならないんだよ」と教えていただいた記憶があ
るのですが、そのとき若かった私は「ええーっ?キタナイことは飲み込ま
ずに、はっきりキタナイって言おうよ!」なんて思ったものでした。(^^;)

若干の?勘違いはあったものの、それが社会人になったときに初めて受け
たカルチャーショックだったような気がします。

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編┃集┃後┃記┃
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だんだん暖かくなってきましたね。もうすぐはぁ〜るですねぇ♪と思わ
ず口ずさんでしまいます。(ん?古いかな?)

「春」は「張る」と書くのだと、高校時代の古典の先生に教えていただ
きました。「冬」は「殖ゆ」。
冬の間にじっくりと殖えたものが、張る季節だそうです。素敵でしょ?

さぁ、重いコートを脱いで、出かけませんか?(^^)

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 ご黙読ありがとうございましたっ! ではまた来週〜♪は、もう春!?
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