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          【ビミョーな言葉研究所】    2003年1月30日
                              第6号
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今┃週┃の┃ビ┃ミ┃ョ┃ー┃>>>>>「うとうと」と「うつらうつら」
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●うとうと
 浅く眠るようす。 

 ▽例▽
 ひなたでうとうと(と)する
  
●うつらうつら
 眠気・高熱・疲れなどのため、意識がはっきりしないで、浅く眠ったり、
 覚めたりする状態が繰り返されるようす。

 ▽例▽
 ちょっとの間うつらうつらとする

*どちらも半分眠ったような覚めたような状態を言うが、「うとうと」の
 ほうは眠りのほうに重点があり、浅くても短くても心地よい。
 反対に「うつらうつら」というのは、覚めてるほうに重点がある。
 寝たいんだけど覚めている。熱が出ているとか心配ごとがあって、なか
 なか寝つけない。気持ちがいい「うとうと」と違って、気持ちが悪い。 
 (新潮文庫『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室』より)

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私┃的┃考┃察┃
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まだウの段ではありませんが、おもしろそうなネタを拾ったのでご紹介し
ました。

私は「うつらうつら」は使いませんねぇ。
気持ちが良かろうが悪かろうが「うとうと」と言っていました。
でも、厳密に言うと違うんですね。

まぁ「こたつでうとうと」とか「電車に揺られてうとうと」とか、たいてい
気持ちがいいほうが多いですけど。(^^;)

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編┃集┃後┃記┃
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●読者のFさんからいただいたメールをご紹介いたします。

> 日本語にはいろんな切り口による「ビミョーな言葉」
> 「ビミョーな言い回し」があると思いますが、その一つに
> たとえば、否定的表現だけが存在し、それに対応する
> 肯定的表現が存在しないという例があります。
>
> 「腑に落ちない」「鼻持ちならない」「我慢がならない」などがそれで、
> 「腑に落ちる」「鼻持ちなる」「我慢がなる」などと普通
> 言いません。面白い現象と思います。

う〜ん、ほんとですねぇ。おもしろいですねぇ。奥深いですねぇ。
まだまだ研究することはいっぱいありそうですネ!

●年に2〜3回、小学校時代の同窓生が集まることがあります。
といっても、地元に残っている数名ですが。
子供のころの友達と会うのは、忘れていたものを思い出させてくれるので
とても好きです。(^^)

で、先日、いつものメンバーで新年会がありました。
そこで性格や気性の話になったとき、友人から「お前はわかりやすい」と
言われてしまいました。

今まで、元気がいいだの、はりきってるだの、負けず嫌いだの、気性が激
しいだの、声がデカイだの、足がデカイだのと言われたことはありますが、
「わかりやすい」と言われたのは初めてで、しかもその話題に参加してい
たその場の3人が、口をそろえて言うもんですから、面食らっていると、
「表裏がない」「かっこをつけない」とフォロー(?)が入りました。
「ん?褒め言葉かな?」と思って一人照れ笑いをしていたのですが……。

いい大人が「わかりやすい」って……あまりにも深みのない人間のようで、
どう受けとめていいのやら、ビミョーな今日この頃です。

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 ご黙読ありがとうございましたっ! ではまた来週〜♪
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